ブルーエメラルドの海
ブラックストーン入江上空 アラスカ 2015
5 x 7 in / 12.7 x 17.8 cm / Open Edition
8.5 x 11 in / 21.6 x 27.9 cm / Open Edition
13 x 19 in / 33 x 48.3 cm / Open Edition
16 x 24 in / 40.6 x 61 cm / Open Edition
20 x 30 in / 50.8 x 76 cm / Open Edition
32 x 48 in / 81.3 x 122 cm / Open Edition
氷河と海の関係。そんな事がわかる一枚の写真というのはあるだろうか。アラスカの海といえば、氷河の融解水が大量に流れ込んでいる豊饒の海というのが最大の特徴である。それを暗示できる写真は見つかるだろうか。
無数の氷河と海を同時に眼下に眺めながら、決定的なものが見つからないまま飛行を終えようとしていた。ブラックストーン入江に入り、最後のスペンサー氷河を超えれば、このフライトは終わる。そのとき、遠くに氷河堆積が見えてきた。その堆積は、氷河が土砂をブルドーザーのように押し出してできた灰色の砂の山で、過去にそこに氷河の末端があった事を示す。堆積には多くのミネラルが含まれており、植物プランクトンの体を作るための材料となる。これこそが海を肥沃にしている理由だ。こんな具体的なことを、撮影の時に考えられたわけではない。なにか直感的に、これだ!と思いシャッターを切った。
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